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6.3のインジェクションノズル [300SEL6.3 燃料]

久々に...

先日、知り合いに頼まれてM100エンジン用インジェクションノズルの調達作業。
まず、ドナーエンジンの存在が奇跡ですよねぇ。

古~い長期保管エンジンから、古~いノズルを、狭い場所に潜りこんで中腰で外すのは容易ではありません。
ドナーはインマニ類も付いた完品状態なので尚更です。
まぁ、エンジン単体なのでその点は作業し易かったのかもしれません。
この状況で外しやすいのは...と、3番のインジェクタに狙いを定めます。
まず、ネジ類には浸透潤滑剤をスプレー、しばし放置。

3/8ラチェット、クロウフットで燃料配管を外し、ちょっと横に移動。
1/4に切り替え、インジェクタノズルを押さえている菱形金具両端のナットを外します。
ここからが大変、インシュレータは変形固着、金具は錆びて固着しているので、浸透潤滑剤をスプレーしながら剥がしていきます。
インシュレータ類は再使用しないので大小フッカーで引っかけたりしながらパーツ同士の隙間をコジリながらジワジワと。
左手は刺し傷、擦りキズで流血(涙)。

格闘1時間少々、部品が全部ばらけて浮いてきました。
しかし最後、肝心の先曲がりのノズルが取り外せません。
インシュレータは変形硬化しているので、多少引っ張った程度ではインジェクタの先太りが引っ掛かって抜けてきません。
だいいち、先曲がり部品をクリアさせながら上方に抜くスペースがありません。

うーん、タペットカバーを外しました。
脱着はボルト2本留めなんで簡単だから。
そして、タペットカバーは、幸いにもポコンと簡単に外れてくれました。

インシュレータ一体でノズルをクルリと捩じりながら取り外し成功!
63nozzle-01.jpg
タペットカバーを元に戻して、ウェスの切れ端をロールケーキ状にしてインジェクタの穴に差し込み養生。
インジェクタノズルはパーツクリーナで掃除、錆止めに潤滑剤を軽くスプレーして袋詰め。
手を洗って一休みまでトータル2時間30分!。

ちなみにこのインジェクタノズルは6.3 M100エンジン用の専用品。
63nozzle-02.jpg
先曲がりにしてインレットポート方向に向いているのも、それなりな効果を狙ったんでしょうかねぇ。
知り合いのトラブルは縦方向にクラックが入って燃料漏れを起こしているとのこと。
おそらくは鉄板を丸めて筒状にして溶接している部品なのでしょうか?
それとも鉄筒を曲げた部品なのでしょうか?
どちらにしろストレスの掛かった部分に縦に亀裂が入る可能性はありますね。
まぁ、滅多にないトラブルでしょうけれど。
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